フォルクスワーゲンより電圧監視用FPCを受注

2024-03-27

フォルクスワーゲンID.2に搭載。2026年より本格生産開始

日本メクトロン株式会社(本社:東京都港区芝大門、代表取締役社長執行役員:伊藤 太郎、以下「日本メクトロン」)は、フォルクスワーゲン(本社:ドイツ ウォルフスブルグ市、以下「VW」)より発売する電気自動車「ID.2」に搭載されるバッテリー電圧監視用フレキシブルプリント基板(FPC)を2024年2月に受注いたしました。本受注分は、2026年より本格生産開始を予定しています。日本メクトロンとしては、今回がVWとの初の直接取引となり、本受注の総売上額は4億ユーロ以上を見込んでいます。

日本メクトロンは、電圧監視用FPCを他社に先駆けて開発、世界トップクラスのシェアを誇り、これまでも多数のHEV、BEVに採用実績があります。材料開発からFPC上への各種部品実装まで、ヨーロッパ内でも一気通貫の製造が可能です。本受注分は、NOKグループの一員として長年培った自動車向けの品質管理水準に準拠した、IATF16949※1、VDA6.3※2認証を取得しているハンガリー工場※3にて製造いたします。

電圧監視用FPCとは

車載電池(バッテリー)に使用される電圧監視システム用のFPCは、バッテリーの各セルに繋ぎ、セル内の電圧を随時測定、感知することにより、過放電・過充電等を防止します。FPCを使用することにより、低背化と軽量化を実現できます。また、FPCに電子部品、コネクターやバスバーを一体化することで、バッテリーへの取り付け工程を自動化することが可能となります。


日本メクトロンの車載向けFPCについて

日本メクトロンは、1990年代より車載向けFPCの製造を開始いたしました。電圧監視用以外にもライト、インフォテイメント、センサー、ヒーターなどに使われています。自社で材料開発から行っており、耐高電圧、耐熱性・放熱性、大電流対応など、多様なニーズに合ったFPCを提供しています。また、日本・中国・欧州など、グローバルに生産を行い、世界各地のカーメーカー・バッテリーメーカーに供給しています。

※1IATF16949とは
自動車産業に特化した品質マネジメントシステムの国際規格。不具合の予防、サプライチェーンにおけるばらつき・無駄の低減、継続的改善の実現を目的とした品質マネジメントシステムの構築を満たす組織が認証されます。

※2 VDA6.3とは
ドイツ自動車工業会による製造の工程管理だけでなく、プロジェクトマネジメントの仕組みを監査する要求事項。自動車用部品を量産するのに高い品質レベルを有している工場が認証されます。

※3 日本メクトロン ハンガリー工場
・名称:Mektec Manufacturing Corporation Europe HU Kft.
・住所:Határ út 4, 2119 Pécel, Hungary



■日本メクトロン株式会社
事業内容:電子部品の製造販売
本社:〒105‐8585 東京都港区芝大門1-12-15

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